強さと弱さの間で

「あなたはロゴスしかないの、パトスが一切ない。何故自分を抑圧して生きてるの?感情を剥き出しにしなよ」と目の前の友人は目を真っ赤にしながら僕に怒っていた。永遠の別れを経て無気力状態で過ごしていたある日大学近くの喫茶店で会った友人は僕の近況を聞いてそう怒っていた。いつも冷静でかっこいい友人の涙を見たのはその時が初めてで、僕はとてもびっくりした、だけど僕は泣けなかった

 
「あなたって自分を嫌いな人に好かれることに重きを置いて生きてるよね」これは他の友人の言葉。アップルパイを突いてる僕にこう言った、他人事のように捉えた。
 
「あなたは強いのか弱いのかよく分からない」
これはかつての母の言葉。ある朝突然そう言われた、自分が分からないと思った。
 
 
「どこがいいわけ?」
これはこないだの言葉。
「うるせーお前が好きだわバーカ」と何もない関係性に言い返す、永遠に何もなくても。
 
自分にパトスが生まれた気がした。