These big black footwear Are walking me away.

「好きなタイプは?」
街で飲んでると頻繁にこんな質問をされる、飲んでいる街が街だからかそんなことをよく聞かれる。その都度僕は「年上の美人」と答えている、歴代の交際相手を思い出すと、大半が年上な美人だったから。

それにしても、変な話だ。合コンや街コン会場でもないのにいきなり好きなタイプは?とか聞く風潮なんて。

「モテそうだよね」「いやいや、本当にモテてたら今頃彼女いますよ」「彼女いそうだし、声掛けづらいしハードル高そうだからだよ〜」「あはは〜」

そんなやり取りを何度したことか。

「余裕がありすぎるから女の子怯むんだよ〜それに君は隙がなくて冷静すぎるんだよ。」そう見知らぬ女性にお酒を何杯もご馳走になり指摘されたのは何週間前の出来事だろう。

「もしまだ間に合うなら僕たちやり直せないだろうか」と聞いてはぐらかされたのはいつの出来事だろうか。

「変えないでおくよ」と言ったボトルを捨ててスッキリしたのはきっといつかの出来事だろう。

"追いかけない、それが大人の流儀"だと言ったのはどの作家だっけ。 

「別れてまだそんなに経ってないけど引きずってないの?」という深夜の質問に「はい。もう疲れました。相手の無事と成功を祈るだけです。」と答えたのはきっとこないだ。

「彼女募集中なの?」「自分と向き合えるようになり自分を支えられるようになったからそろそろ誰かと自分の人生共有したいですね、自分といることによって100%じゃなくて元々100%近くの力を出せて自分といることによって120%の力を出せる人と出会えたら真剣に交際したいですね」と答えたのは僕の正直な気持ちで、その質問をしてきた人はどういう心理だったのだろう。

始発待ちの駅のホームのベンチで僕の右肩にちょこんと頭を置いたその重みが啓蟄が近づいていることを知らせてくれた、今分かっていることはただそれだけ。

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